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鬱で動けなかった間。生き延びた僕の記録をギュッと書きました

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約6年前の僕は、まさか自分が「鬱」と診断されるなんて思ってもいませんでした。

最初は「ちょっと疲れてるだけかな」そんな軽い気持ちだったのに、気づけば世界のすべてが重く、しんどく、怖いものに変わっていました。

感じたこと、経験したことを、自分の記録として、そして今しんどさを抱えている誰かの支えになればと思って書き残します。

電車に乗れなくなった日から

ある日突然、通勤の電車に乗れなくなりました。ホームに立つだけで、心臓がバクバクして、手が震えて、吐き気がする。

「なんで?」

自分でも理由が分からなくて、ただその場から逃げたくてたまらなかった。

外に出るのも億劫になり、家のドアを開けることさえ怖くなっていきました。

食べることで満たそうとした僕と、まったく食べられなくなった僕

気づいたら食べることしか楽しみがなくなっていました。甘いもの、しょっぱいもの、何でもいいから口に入れたくて、満たされたくて、とにかく食べた。

でも、逆に何も食べられなくなる日もありました。体が鉛のように重く、食欲が一切わかない。そんな自分を責めるしかありませんでした。

心と体のSOSは、あまりに静かで、でも確実だった

・動悸が止まらない

・息を吸うだけで苦しい

・心拍がずっと早くて落ち着かない

・集中ができない

・簡単な料理も作れない

・見た目を気にしなくなり、ヒゲも剃らない

・布団から出ることもできない

それは「怠けてる」とは違って、「何もできない」という感覚。

頭では「やらなきゃ」と分かっているのに、体が一歩も動かない。

不安は、常に隣にいた

「一歩先に何があるのか分からない」

「薬を持っていないとパニックになる」

「自分の不安が子供にも伝わってしまう気がする」

そんな毎日でした。

不安は波のように押し寄せてきて、頭の中は常にキョロキョロと落ち着かず、まるで世界が敵に見えていました。

心が壊れていく音がした

・好きなことができない

・人と会話ができない

・すぐに涙が出る

・もう頑張れない

・息を吸うのが辛い

・「ここから落ちたら死ぬかな」と考えてしまう

自分が「生きてる価値がない」と本気で思ってしまっていた日々。

ただ呼吸をしているだけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろうって毎日思っていました。

それでも、今、生きてる

正直、このときの記憶は曖昧です。

でも、今こうして「書けている」ことが、僕にとってはひとつの光です。

完治はしていません。でも、少しずつ自分の声を取り戻し始めた気がします。

焦らなくていい。回復は人それぞれ。

もし今、あなたが苦しんでいるなら、声を出さなくてもいい。心の中で「助けて」と思うだけで、十分一歩です。

最後に

鬱は、「見えない怪我」です。

だからこそ、自分でも気づきにくく、周りにも伝えにくい。

でも、確かに存在しているし、確かに苦しい。

この記事が、誰かの孤独を少しでも軽くできたら嬉しいです。

あなたはひとりじゃないよ。