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高市政権とアメリカの綱引きの中で、僕はどこでドル円を握るか考えている。

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ではさらっと個人分析のまとめを書いて行きます。

ドル円は今、チャートでは“上”を示しているが、実は政治で動く段階に入っている。 一目均衡表の「先行線クロス」は単なるテクニカルサインではなく、“国レベルの駆け引き”と重なり始めている。

アメリカは“ドルを世界の主役で居続けさせたい”という国家戦略を取っている。 高金利政策の裏には、ドル資産にお金を集め続けたいという深い思惑がある。

高市政権は“円安の追い風”と“物価高のリスク”の間で、極めて難しい舵取りを迫られている。 輸出・株価には追い風でも、生活インフレが進めば政権支持率が下がる。その“155円の壁”は政治の一線でもある。

いまの154円台は、テクニカルとファンダが交差する“超高圧ゾーン”。  順張りでも押し目でも、どちらの戦略を取るかでリスク構造が全く違う。

「国家の思惑」を理解してトレードすることが、次のフェーズの生き残り戦略になる。  チャートだけでなく、政策・金利・政権心理を読むのが今のドル円には不可欠。

いまのドル円は「トレンド相場」じゃなく「国家プロレス」だという話

一目均衡表の先行線クロスと、ドル高を維持したいアメリカ&円安をコントロールしたい高市政権

はじめに

この記事は、ぼくが実際にドル円トレードを考えるときに必ず確認している3つの視点をまとめたものです。

チャート(テクニカル):週足・一目均衡表の先行線クロス アメリカ側の思惑:なぜドルは他の通貨より強くなり続けているのか 日本側(高市政権)の思惑:円安をどこまで放置できるのか、どこで止めにくるのか

この3つがそろうと、ただの「上がってるからロング」ではなく、「どこまでは強気でついていっていいのか」「どこからは一撃でやられるゾーンなのか」がかなりクリアになります。

① テクニカル:週足のドル円はまだ強い

まずはあなたの週足チャート(10/27時点)。

ドル円終値は154円台(154.07円付近)、高値は154.45円近辺 151円後半から154円台まで、ほぼ一直線の上昇 ローソク足は分厚い雲(先行スパン1・2)よりはるか上 移動平均線は短期線が一気に立ち上がり、長期線を上抜け MACDはシグナルより上でプラス圏拡大=モメンタムはまだ上 CCIは+130付近=短期的には「買われすぎ」ゾーン

この形は、一目均衡表でいう“強い上昇相場”の典型です。ローソク足が雲のかなり上で推移しているということは、相場が完全に買い優勢、つまり「押したら買われる地合い」になっているということ。

さらにあなたが注目しているのが「先行線のクロス」、つまり先行スパン1が先行スパン2を下から上に抜く=雲が上向きにねじれる強気シグナル。この“雲のねじれ上方向”は、

中長期の方向性そのものが上に切り替わるサイン 将来のサポート帯(雲)が上に持ち上がる=下がっても押し目買いされやすい

という意味を持ちます。

問題はタイミング。

このサインって、だいたい「もうすでにけっこう上がったあと」に点灯するんですよね。今回も実際、154円台という高いところでこれを見ている。

つまりエントリーする場合は、高値圏に順張りで飛び乗るということになるので、エントリー≒プロの世界に入る、という覚悟が必要になります。

② アメリカ側の思惑:なぜドルは他の通貨より強いのか?

ドルが強い=ドル円が上がる、の土台にはファンダメンタルズ(経済の事情)が明確にあります。

1. アメリカは高金利を維持している

アメリカは依然として高い政策金利を維持し、米国債の利回りも主要国の中で相対的に高い水準にあります。金利が高い通貨はそれだけで「持っているだけで利回りがつく」資産になるので、世界中のお金がドルに集まりやすい構造が続いていると報じられています。

FX的にはとてもシンプルで、

金利がほぼゼロの円を売る 高い金利のドルを買う これだけでスワップがもらえる=ドル買い・円売り圧力になる。

この“金利差ドライブ”はまだ壊れていません。だから「基本はドルを買う」という流れが続いていて、ドル円の下支えになっているんです。

2. ドルは“世界が最後に逃げ込む場所”のブランドをまだ握っている

ドルは依然として「世界一流動性が高い、安全資産」とみなされていて、世界が不安定になると投資家はドルに資金を戻す、という動きが生きたままです。これはアメリカ経済の規模、法制度の安定性、そして巨大な米国債市場が背景にあると整理されています。

実際、主要通貨(ユーロ・ポンド・円など)に対してドル指数(DXY)がまた上昇し、ドルはG10通貨に対して強さを取り戻している、という報道も出ています。

→つまり「ドルだけが一人勝ちしやすい」状況はまだ終わっていない。

ここで大事なのは、“ドルが強い”ってことは、単純に「円が弱い」だけじゃなくて「ユーロやポンドに対してもドルが強い」という意味でもあるということ。これは、ドル円が落ちづらい構造そのものです。

3. アメリカ本体も「ドルに資金を流し続けたい」

アメリカは大きな財政赤字と国債発行で経済運営していて、世界中が米国債を買い続けてくれることが生命線になっています。

その資金を呼び込むためには、

ドルが信頼されていること 米国債に十分な利回りがあること が超重要なんです。だからある程度「ドルが強い(魅力的な資産の顔であり続ける)」状態って、アメリカ側にもメリットがあるという分析が出ています。

まとめると、アメリカ側には「ドルを弱くしたくない」強い事情がある。

ドルが世界で一番安全で利回りも悪くない通貨であり続ければ、世界中のマネーはアメリカに滞在してくれるからです。

→ この“ドルのブランド維持”こそが、ドル円の上方向(円安方向)を支える根っこになっている。

③ 日本側(高市政権)の思惑:円安をどこまで許すの?

ここが今回の一番おもしろいところです。

2025年10月、日本では高市早苗首相が誕生し、女性として日本初の総理大臣になりました。高市政権は自民党を軸に、日本維新の会と組んで新しい連立を作った、というかなり独特な形でスタートしています。

じゃあ高市政権は為替(円安)をどう見ているのか?ざっくりいうと2つの顔があります。

顔①:円安は輸出・株価にはプラスだから、ある程度は容認したい

高市政権は、防衛力強化・成長産業への投資・インフレ対策などを同時に進めるため、13兆円級の景気刺激策(財政出動)を打ち出す方向です、と報じられています。これは「積極財政で経済を押し上げる」「日本をもう一度浮上させる」という路線です。

この“積極財政×輸出企業の競争力”という意味では、ある程度の円安は日本株にとって追い風になりやすく、実際に高市氏の勝利が意識された場面では「円が下落して、日本株と国債市場が動いた」という報道も出ています。市場は「まだ日銀は急には引き締めない=円安基調は続く」と読んだわけです。

つまり、“円安=悪”ではなく、“円安=成長戦略の燃料でもある”とマーケットに受け止められている側面がある。

ここだけ見ると「円もっと安くなってもいいじゃん」と思える。

顔②:でも円が安すぎると国民生活が死ぬ=政治的に許されない

一方で、高市政権は就任会見から「物価対策」「生活コストの抑制」を優先課題に挙げています。

円安が進むと、エネルギー・食料・生活必需品の輸入価格が上がってしまい、家計の負担は一気に重くなる。これは政権支持率を直撃します。

だから高市政権は“円安やインフレの加速は放置しない”というメッセージも同時に必要になります。実際に日本政府(財務省・日銀)は「急激な円安には対応する」「一方的で速すぎる動きには断固とした措置を取る」と繰り返し警告してきていて、155円〜160円といったラインでは為替介入(ドル売り・円買い)による“ドカン円高ショック”が意識されてきた価格帯です。

もう一歩踏み込むと、高市政権の経済アドバイザー筋からは「年明けまでにもう1回くらい日銀が利上げすることは許容範囲」という声も報じられています。

これはつまり、“円が暴れすぎるなら政策で円を支えるカード(日銀の引き締め寄り)もあり得るよ”という示唆なんですよね。

要するに:

円安は成長にも株価にも輸出にもプラスだから、完全に止めたいわけじゃない でも家計インフレがさらに悪化するレベルの急激な円安は、政権が吹っ飛ぶから止めざるを得ない 止め方は2種類あって、①財務省による為替介入(ドル売り・円買い)と、②日銀サイドの引き締め容認シグナル(利上げや長期金利容認)という、わりと本気のパンチ

高市政権はこの2本の棒を背中に持った状態でスタートしている、と見られているわけです。

④ これを踏まえた“154円→155円台”の怖さ

ここまでの話を1枚にするとこうなります👇

読まなくてもいいよ!笑

アメリカ側は「ドルは世界のお金の避難先であり続けたい」「米国債を買ってほしい」ので、ドルの強さをある程度維持したい。高金利もまだ引っ込めない。結果、ドルは他の通貨より強いし、円は売られやすい。 → ドル円は基本“上”の力。 日本側(高市政権)は「円安を全部は否定しない。成長・株価・輸出には追い風だからむしろ使いたい」と同時に「でも生活インフレはこれ以上きついと政権が飛ぶから、ぶっ壊れるほどの円安は止める」と考えている。 → 155円〜160円手前は“政治リスクゾーン”。介入や利上げ観測で、数円単位の逆噴射が一瞬で起きる可能性がある。 テクニカル的には、週足は強い。雲の上、MACD上向き、CCIも過熱、そして先行スパンが上向きクロスしようとしている=「トレンドはまだ上」。 → これは順張り派にとっては最後の一伸びを取りに行ける形。

結論!

今の154円台〜155円トライというのは、

ドルの圧倒的な強さ vs 日本政府・日銀・高市政権の“さすがにそれは止める”ライン

が正面からぶつかってる場所そのものなんです。

トレード的に言い換えると、

ここから上にブチ抜いた瞬間を取るなら「順張り・即利確・ロット小」 介入や利上げ観測でドンと落ちた押し目だけ拾うなら「押し目待ち・損切り浅く・焦らない」

のどっちかに徹しないと、ガチで一撃退場コースになるゾーン、ということ。

⑤ 最後に:一目の“先行線クロス”をどう使うか

一目均衡表の先行スパン1と2がクロスして、雲が上向きにねじれるサインは「これからもしばらく上方向の地合いが続くよ」という公式の宣言みたいなものです。

これはエントリー根拠としてめちゃくちゃ有効。

でも、今回のドル円ではもう一歩深く考える必要がある。

その上方向は、アメリカの「ドルを世界の安全資産として維持したい」という国策級の思惑に支えられている。 その一方で、155円より上は日本の「物価・生活コストを守らないと政権が飛ぶ」という政治的ラインでもある。高市政権はインフレ対策や物価抑制を最優先課題の1つとして掲げており、必要なら日銀の引き締め容認や財務省の介入カードもちらつかせる構えを見せている、という報道が出ている。

だから、この“クロスで上”は「ただの上昇トレンド」じゃない。

これは“アメリカ vs 日本の政治判断がぶつかる超高圧ゾーンの直前にいる”という意味の「上」。

ここをどう扱うかは、もうテクニカルだけの話じゃない。

ブレイク狙いでいくなら、155円突破の瞬間を取りにいって、すぐ逃げる 押し目狙いでいくなら、介入や利上げ観測で落ちたところを拾う どっちもやらない人は、見送るのも立派な戦略(むしろ資金を守るという意味では最も上手いことも多い)

あなたのトレードは、どの型にする?

この問いにちゃんと答えてからポジションを持つだけで、“やられた…”っていう後悔はだいぶ減ります。これはぼくが自分に言い聞かせてるルールでもあります。

一目均衡表の先行線クロスと、ドル高を維持したいアメリカ&円安をコントロールしたい高市政権

はじめに

この記事は、ぼくが実際にドル円トレードを考えるときに必ず確認している3つの視点をまとめたものです。

チャート(テクニカル):週足・一目均衡表の先行線クロス アメリカ側の思惑:なぜドルは他の通貨より強くなり続けているのか 日本側(高市政権)の思惑:円安をどこまで放置できるのか、どこで止めにくるのか

この3つがそろうと、ただの「上がってるからロング」ではなく、「どこまでは強気でついていっていいのか」「どこからは一撃でやられるゾーンなのか」がかなりクリアになります。

① テクニカル:週足のドル円はまだ強い

まずはあなたの週足チャート(10/27時点)。

ドル円終値は154円台(154.07円付近)、高値は154.45円近辺 151円後半から154円台まで、ほぼ一直線の上昇 ローソク足は分厚い雲(先行スパン1・2)よりはるか上 移動平均線は短期線が一気に立ち上がり、長期線を上抜け MACDはシグナルより上でプラス圏拡大=モメンタムはまだ上 CCIは+130付近=短期的には「買われすぎ」ゾーン

この形は、一目均衡表でいう“強い上昇相場”の典型です。ローソク足が雲のかなり上で推移しているということは、相場が完全に買い優勢、つまり「押したら買われる地合い」になっているということ。

さらにあなたが注目しているのが「先行線のクロス」、つまり先行スパン1が先行スパン2を下から上に抜く=雲が上向きにねじれる強気シグナル。この“雲のねじれ上方向”は、

中長期の方向性そのものが上に切り替わるサイン 将来のサポート帯(雲)が上に持ち上がる=下がっても押し目買いされやすい

という意味を持ちます。

問題はタイミング。

このサインって、だいたい「もうすでにけっこう上がったあと」に点灯するんですよね。今回も実際、154円台という高いところでこれを見ている。

つまりエントリーする場合は、高値圏に順張りで飛び乗るということになるので、エントリー≒プロの世界に入る、という覚悟が必要になります。

② アメリカ側の思惑:なぜドルは他の通貨より強いのか?

ドルが強い=ドル円が上がる、の土台にはファンダメンタルズ(経済の事情)が明確にあります。

1. アメリカは高金利を維持している

アメリカは依然として高い政策金利を維持し、米国債の利回りも主要国の中で相対的に高い水準にあります。金利が高い通貨はそれだけで「持っているだけで利回りがつく」資産になるので、世界中のお金がドルに集まりやすい構造が続いていると報じられています。

FX的にはとてもシンプルで、

金利がほぼゼロの円を売る 高い金利のドルを買う これだけでスワップがもらえる=ドル買い・円売り圧力になる。

この“金利差ドライブ”はまだ壊れていません。だから「基本はドルを買う」という流れが続いていて、ドル円の下支えになっているんです。

2. ドルは“世界が最後に逃げ込む場所”のブランドをまだ握っている

ドルは依然として「世界一流動性が高い、安全資産」とみなされていて、世界が不安定になると投資家はドルに資金を戻す、という動きが生きたままです。これはアメリカ経済の規模、法制度の安定性、そして巨大な米国債市場が背景にあると整理されています。

実際、主要通貨(ユーロ・ポンド・円など)に対してドル指数(DXY)がまた上昇し、ドルはG10通貨に対して強さを取り戻している、という報道も出ています。

→つまり「ドルだけが一人勝ちしやすい」状況はまだ終わっていない。

ここで大事なのは、“ドルが強い”ってことは、単純に「円が弱い」だけじゃなくて「ユーロやポンドに対してもドルが強い」という意味でもあるということ。これは、ドル円が落ちづらい構造そのものです。

3. アメリカ本体も「ドルに資金を流し続けたい」

アメリカは大きな財政赤字と国債発行で経済運営していて、世界中が米国債を買い続けてくれることが生命線になっています。

その資金を呼び込むためには、

ドルが信頼されていること 米国債に十分な利回りがあること が超重要なんです。だからある程度「ドルが強い(魅力的な資産の顔であり続ける)」状態って、アメリカ側にもメリットがあるという分析が出ています。

まとめると、アメリカ側には「ドルを弱くしたくない」強い事情がある。

ドルが世界で一番安全で利回りも悪くない通貨であり続ければ、世界中のマネーはアメリカに滞在してくれるからです。

→ この“ドルのブランド維持”こそが、ドル円の上方向(円安方向)を支える根っこになっている。

③ 日本側(高市政権)の思惑:円安をどこまで許すの?

ここが今回の一番おもしろいところです。

2025年10月、日本では高市早苗首相が誕生し、女性として日本初の総理大臣になりました。高市政権は自民党を軸に、日本維新の会と組んで新しい連立を作った、というかなり独特な形でスタートしています。

じゃあ高市政権は為替(円安)をどう見ているのか?ざっくりいうと2つの顔があります。

顔①:円安は輸出・株価にはプラスだから、ある程度は容認したい

高市政権は、防衛力強化・成長産業への投資・インフレ対策などを同時に進めるため、13兆円級の景気刺激策(財政出動)を打ち出す方向です、と報じられています。これは「積極財政で経済を押し上げる」「日本をもう一度浮上させる」という路線です。

この“積極財政×輸出企業の競争力”という意味では、ある程度の円安は日本株にとって追い風になりやすく、実際に高市氏の勝利が意識された場面では「円が下落して、日本株と国債市場が動いた」という報道も出ています。市場は「まだ日銀は急には引き締めない=円安基調は続く」と読んだわけです。

つまり、“円安=悪”ではなく、“円安=成長戦略の燃料でもある”とマーケットに受け止められている側面がある。

ここだけ見ると「円もっと安くなってもいいじゃん」と思える。

顔②:でも円が安すぎると国民生活が死ぬ=政治的に許されない

一方で、高市政権は就任会見から「物価対策」「生活コストの抑制」を優先課題に挙げています。

円安が進むと、エネルギー・食料・生活必需品の輸入価格が上がってしまい、家計の負担は一気に重くなる。これは政権支持率を直撃します。

だから高市政権は“円安やインフレの加速は放置しない”というメッセージも同時に必要になります。実際に日本政府(財務省・日銀)は「急激な円安には対応する」「一方的で速すぎる動きには断固とした措置を取る」と繰り返し警告してきていて、155円〜160円といったラインでは為替介入(ドル売り・円買い)による“ドカン円高ショック”が意識されてきた価格帯です。

もう一歩踏み込むと、高市政権の経済アドバイザー筋からは「年明けまでにもう1回くらい日銀が利上げすることは許容範囲」という声も報じられています。

これはつまり、“円が暴れすぎるなら政策で円を支えるカード(日銀の引き締め寄り)もあり得るよ”という示唆なんですよね。

要するに:

円安は成長にも株価にも輸出にもプラスだから、完全に止めたいわけじゃない でも家計インフレがさらに悪化するレベルの急激な円安は、政権が吹っ飛ぶから止めざるを得ない 止め方は2種類あって、①財務省による為替介入(ドル売り・円買い)と、②日銀サイドの引き締め容認シグナル(利上げや長期金利容認)という、わりと本気のパンチ

高市政権はこの2本の棒を背中に持った状態でスタートしている、と見られているわけです。

④ これを踏まえた“154円→155円台”の怖さ

ここまでの話を1枚にするとこうなります👇

アメリカ側は「ドルは世界のお金の避難先であり続けたい」「米国債を買ってほしい」ので、ドルの強さをある程度維持したい。高金利もまだ引っ込めない。結果、ドルは他の通貨より強いし、円は売られやすい。 → ドル円は基本“上”の力。 日本側(高市政権)は「円安を全部は否定しない。成長・株価・輸出には追い風だからむしろ使いたい」と同時に「でも生活インフレはこれ以上きついと政権が飛ぶから、ぶっ壊れるほどの円安は止める」と考えている。 → 155円〜160円手前は“政治リスクゾーン”。介入や利上げ観測で、数円単位の逆噴射が一瞬で起きる可能性がある。 テクニカル的には、週足は強い。雲の上、MACD上向き、CCIも過熱、そして先行スパンが上向きクロスしようとしている=「トレンドはまだ上」。 → これは順張り派にとっては最後の一伸びを取りに行ける形。

つまり今の154円台〜155円トライというのは、

ドルの圧倒的な強さ vs 日本政府・日銀・高市政権の“さすがにそれは止める”ライン

が正面からぶつかってる場所そのものなんです。

トレード的に言い換えると、

ここから上にブチ抜いた瞬間を取るなら「順張り・即利確・ロット小」 介入や利上げ観測でドンと落ちた押し目だけ拾うなら「押し目待ち・損切り浅く・焦らない」

のどっちかに徹しないと、ガチで一撃退場コースになるゾーン、ということ。

⑤ 最後に:一目の“先行線クロス”をどう使うか

一目均衡表の先行スパン1と2がクロスして、雲が上向きにねじれるサインは「これからもしばらく上方向の地合いが続くよ」という公式の宣言みたいなものです。

これはエントリー根拠としてめちゃくちゃ有効。

でも、今回のドル円ではもう一歩深く考える必要がある。

その上方向は、アメリカの「ドルを世界の安全資産として維持したい」という国策級の思惑に支えられている。 その一方で、155円より上は日本の「物価・生活コストを守らないと政権が飛ぶ」という政治的ラインでもある。高市政権はインフレ対策や物価抑制を最優先課題の1つとして掲げており、必要なら日銀の引き締め容認や財務省の介入カードもちらつかせる構えを見せている、という報道が出ている。

だから、この“クロスで上”は「ただの上昇トレンド」じゃない。

これは“アメリカ vs 日本の政治判断がぶつかる超高圧ゾーンの直前にいる”という意味の「上」。

ここをどう扱うかは、もうテクニカルだけの話じゃない。

ブレイク狙いでいくなら、155円突破の瞬間を取りにいって、すぐ逃げる 押し目狙いでいくなら、介入や利上げ観測で落ちたところを拾う どっちもやらない人は、見送るのも立派な戦略(むしろ資金を守るという意味では最も上手いことも多い)

あなたのトレードは、どの型にする?

この問いにちゃんと答えてからポジションを持つだけで、“やられた…”っていう後悔はだいぶ減ります。これはぼくが自分に言い聞かせてるルールでもあります。