バークシャーが商社株をさらに買い増し

米バークシャー・ハザウェイが、住友商事と丸紅の持ち株比率を10%超まで引き上げたというニュースが出ました。

今回、住友商事の保有比率は議決権ベースで10.05%、丸紅は10.10%となりました。2025年3月時点では、住友商事が9.30%、丸紅が9.32%だったため、バークシャーはこの1年ほどで、さらに買い増しを進めた形です。

「バフェットが買った」で終わらせない

このニュースで大事なのは、単純に「バフェットが買ったからすごい!」で終わらせないことです。

もちろん、バークシャーの投資判断は世界中の投資家が注目します。しかし、個人投資家にとって本当に大事なのは、なぜバークシャーが日本の総合商社を長期で持ち続けているのかを考えることです。

総合商社は世界経済の血管

総合商社は、資源、食料、エネルギー、インフラ、金融、物流など、世界経済のさまざまな場所に関わっています。

つまり、ひとつの商品やサービスだけで勝負している会社ではなく、世界経済全体の流れの中で稼ぐ仕組みを持っている企業です。まさに、世界経済の血管みたいな存在だと思います。

ロングゲーム投資と相性がいい理由

ロングゲーム投資の視点で見ると、商社株はとても面白い存在です。

短期的には、資源価格、為替、景気後退、地政学リスクなどの影響を受けます。株価も当然ブレます。

しかし長期で見れば、世界の成長、インフラ需要、エネルギー需要、食料需要に関わり続ける会社でもあります。短期の値動きではなく、長く稼ぎ続ける仕組みを見ることが大切です。

日本株へのポジティブなサイン

バークシャーが10%超まで保有比率を高めたということは、少なくとも「日本の商社にはまだ長期的な価値がある」と見ている可能性があります。

これは、日本株全体にとってもポジティブなサインです。海外の巨大投資家が、日本企業の稼ぐ力、株主還元、割安感を評価しているとも考えられます。

ただし、飛びつき買いは危険

ただし、ここで注意したいのは、ニュースを見てすぐに飛びつかないことです。

有名投資家の動きは参考になりますが、自分の投資判断とは別物です。株価がすでに上がっている可能性もありますし、自分の資金量、投資期間、リスク許容度によって、正解は変わります。

個人投資家が学ぶべきこと

今回のニュースから個人投資家が学ぶべきことは、短期の話題性ではなく、長期で稼げる仕組みを持つ企業を見つける視点です。

バークシャーの動きは、まさにロングゲームの投資です。

焦って売買するのではなく、時間を味方につけて、価値ある企業をじっくり持つ。今回のニュースは、個人投資家にその大切さを改めて教えてくれる内容だと思います。