こんにちは、谷口信輝です!今回は、ワインディング(山道やカーブの多い道路)を「安全・スムーズ・快適」に走るためのドライビング術を、より実践的な形でお伝えします。このガイドを読めば、同乗者を不快にさせず、プロのようなスムーズな運転ができるようになるでしょう。
1. 前後Gと横Gの制御:快適運転の基本
運転中の不快感の原因は、車の加速や減速による前後Gと、カーブでの横G。この2つをコントロールすることで、同乗者が驚いたり酔ったりするリスクを大幅に減らせます。
具体的なポイント
• 前後Gの制御:ブレーキとアクセルのスムーズ操作
• 早めの減速:ブレーキは手前から優しく踏み、減速を完了してからカーブに入る。旋回中のブレーキは避ける。
• 一定のアクセル操作:アクセルは軽く一定で踏む「パーシャル」を基本に。踏んだり戻したりを繰り返すと前後Gが大きくなる。
• 横Gの制御:ハンドル操作とライン取り
• 手前からじんわり切る:急にハンドルを切らず、少しずつ切り始めることで横Gを抑える。
• アウト・イン・アウトを意識:カーブでは外側から内側に入り、再び外側へ抜けるラインを取ると、直線的な走行が可能。
2. 視線の使い方:先を見据えた運転のススメ
スムーズな運転を実現するには、視線を「より先」に向けることが重要です。視線が近いとカーブへの対応が遅れ、不安定な運転につながります。
練習方法
• 視線の先取り練習
• 緩やかなカーブで、出口を見ながらハンドルを切り戻す練習をする。
• カーブミラーを活用し、進行方向の状況を把握する癖をつける。
3. 谷口流コーナリング術:「一のだ」「二のだ」
「一のだ」「二のだ」は、谷口信輝が提唱するコーナリング理論で、カーブを安全かつスムーズに曲がるための必須テクニックです。
段階的なテクニック
1. 一のだ:準備フェーズ
• 軽くブレーキを当て、車体やサスペンションに荷重をかけ、安定した旋回準備を整える。
2. 二のだ:旋回フェーズ
• カーブの頂点でハンドルを切り、旋回に集中。ブレーキは解放し、タイヤがしっかり路面を捉えるようにする。
ポイント:旋回中の車は、サスペンションやタイヤが十分な荷重を受けた状態で初めて安定して曲がれます。これを意識することで、滑らかなコーナリングが可能になります。
4. 安全運転の基本:細部への配慮
ワインディングでは、自分の車の動きだけでなく、周囲の状況にも注意を払う必要があります。
• カーブミラーの活用
• カーブミラーを通り過ぎるギリギリまで見続け、対向車の有無をしっかり確認。
• センターラインへの配慮
• センターラインには近づかない。特にバイクは、車体の一部がセンターラインを超える場合があるので注意が必要です。
5. スムーズな運転の極意:「豆腐を運ぶ」感覚を持つ
運転のイメージとして「豆腐を運んでも崩さないように」が理想的です。急な加減速やハンドル操作を避け、全ての動作を「丁寧」に行いましょう。
6. 実践的なチェックリスト:プロの運転を目指して
この記事で紹介したテクニックを実践する際、以下のチェックリストを活用してください:
1. ブレーキ:カーブの手前で減速を終え、旋回中には使わない。
2. アクセル:一定で軽く踏み、不必要な前後Gを避ける。
3. ハンドル:手前からじんわり切り、切る量を最小限に抑える。
4. 視線:常に次のカーブや出口を見据える。
5. カーブミラー:ギリギリまで確認し、対向車の有無を把握する。
6. センターライン:距離を保ち、バイクや対向車に配慮する。
7. 豆腐屋時代の教訓:スムーズさの追求
実は、私が昔働いていた豆腐屋の配達経験が、現在のスムーズな運転術の基盤となっています。豆腐が崩れないように慎重に運ぶ感覚を、ワインディングにも応用しているのです。
まとめ:プロのようなスムーズドライビングを目指そう
この記事で紹介した技術や理論を実践することで、同乗者に優しく、安全かつ快適な運転が実現します。急な動きを避け、丁寧な操作を心がければ、ワインディングも楽しくなります。
運転の目的は安全であること。そしてその中で、同乗者にも配慮したスムーズな運転を追求してください!
谷口流ドライビング術を活用して、ぜひ素晴らしいドライブ体験を!
引用動画