日経ウーマン 2025年5月号 引用記事です。
「このままでいいのかな」
「転職すべきか、この仕事を続けるべきか」
「自分には何が向いているんだろう」
30代に入ると、そんなキャリアの迷いが一気に押し寄せてきます。経験もそこそこ積んだ。けれど、自信はない。未来が見えない。
そんな中、テレビ東京のニュースキャスター・豊島晋作さんが語った言葉に、深く心を動かされました。
「選択とは、選んだほうを正解に捻じ曲げること」
これまでの選択に迷いがある人ほど、この言葉は響くのではないでしょうか。
“あれでよかったのかな”の繰り返しが普通なんだ
キャスターとして日々判断を求められる豊島さんでさえ、「もっといい伝え方があったかもしれない」「別の切り口もあったのでは」と日々自問自答しているそうです。
でも、だからこそ見えてくるものがある。
「後悔しない選択をすること」ではなく、「選んだ選択を後悔しないように生きること」。それこそが、プロフェッショナルの覚悟なのだと。
30代は、“正解”がまだ見えない時間
20代の頃は勢いで進めた道も、30代になると急に足元が揺らぐようになります。同期との比較、家庭との両立、役職へのプレッシャー。選択に責任が重くのしかかる分、「このままで本当にいいのか」と立ち止まりやすくなる。
でも豊島さんのように、「迷いながら選んだ道を正解にする姿勢」があるからこそ、その選択に意味が宿るのです。
“等身大の自分”を受け入れる強さ
キャリアとは、登り続けることだけが正解ではありません。むしろ、止まったり、方向転換したり、自分らしさと折り合いをつけながら進むことも、立派な前進です。
豊島さんは、最後にこう語っています。
「傲慢になって、謙虚になってが永遠に続く。等身大の生き方も受け入れられるように」
完璧じゃなくていい。すごくなくてもいい。
悩んでいる自分も、もがいている自分も、全部ひっくるめて“自分の人生”。
【あなたに届けたい言葉】
「選択とは、選んだほうを正解に捻じ曲げること」
他人の評価や過去の選択に縛られすぎないで。
あなたが“正解”だと信じられるように、これからの時間でつくり上げていけばいい。30代は、そのスタート地点です。
日経ウーマン