鬱病だった僕が転職して変わった事
結婚して5年。
今でこそ夫婦の会話も増えて、家事も自然と分担できるようになってきた。
けれど、ここまで来るまでには、静かだけど大きな波があった。
あの頃、話すのも嫌だった
転職する前、正直、家に帰っても話す気になれなかった。
いや、むしろ「話したくない」と思っていた。
仕事の業務量は限界を超えていて、
心は常に張りつめ、すぐにイライラしてしまう。
今思えば、
鬱病が再発し始めていたと思う。
何より1歳子供と関わりたくなかった。
思い切って辞めた、次が決まってなくても
限界を感じて、まだ次の就職先も決まっていないのに、思い切って会社を辞めた。
これが正しかったのかは、その時はわからなかった。
何もしていないのに、焦って、じっとしていられなくて、
まるで動物園のライオンのように、家の中をウロウロしていた。
何かに追われているようで、心拍数がずっと高かった気がする。
妻も、きっと不安だった
2ヶ月間の無職期間。
何も言わず支えてくれた妻も、本当は不安でいっぱいだったはず。
お金、将来、生活。
でもそれ以上に、心が不安定な僕にどう向き合えばいいか、
わからなかったんじゃないかと思う。
それでも、寄り添ってくれました。
ようやく見つかった仕事は「やりたいこと」ではなかった
転職先が決まり、引っ越しして、心機一転。
でもその仕事は、別に夢だったわけでも、年収が跳ね上がるようなものでもなかった。
正直、最初の1年は不安定で、
「ここも続かなかったらどうしよう」という気持ちを引きずっていた。
でも「続けられる」仕事だった
気づいたのは最近だ。
この仕事は、「やりたいこと」じゃないけど、
自分が続けられる仕事だったということ。
体を壊すほどのストレスはなく、
朝起きて、今日も仕事に行けると思える日が続いている。
そして、ふと思った。
成功している人や成長している人って
すごい才能があるんじゃなくて、
“続けられる環境”を選んでいるんじゃないかって。
無理をしてまで頑張らなくても、
「これは続けられそうだな」と思える場所にいれば、
自然と力はついてくるのかもしれない。
今は会話がある。それが何よりの変化
家でも家事をやるようになって、
妻との会話も増えた。
前は話したくなかったのに、
今は自分から話すようになっている。
メンタルも体調も安定して、
「普通の日常」に感謝できるようになった。
最後に
あのとき、会社を辞めていなかったら、
たぶん壊れていたと思う。
「辞めたこと」は逃げじゃなくて、
「生き延びるための選択」だった。
今、特別な成功をしているわけではない。
でも、自分のペースで、ちゃんと暮らせている。
それが今の僕にとって、1つの幸せの形だと思う。