高配当株を持ちながら、TOBも狙う。初心者にこそ知ってほしい投資の考え方
投資を始めたばかりの頃って、
「結局どんな株を買えばいいの?」
ってなりませんか?
成長株がいいよ、とか
高配当株が安心だよ、とか
NISAではこれが人気だよ、とか。
情報が多すぎて、正直わけわからなくなるんですよね。笑
そんな中で、最近「なるほどな」と思った考え方があります。
それが、高配当株として持ちながら、TOBも狙える銘柄を探すという考え方です。
これ、初心者にもかなり相性がいい考え方だと思っています。
なぜかというと、
ただ値上がりを待つだけじゃなくて、配当をもらいながら待てるからです。
今回はこの考え方を、投資初心者向けにできるだけわかりやすくまとめてみます。
そもそもTOBってなに?
まず最初に、TOBって何?って話です。
TOBというのは、ざっくり言うと
ある会社が、別の会社の株をまとめて買い取ろうとすることです。
しかもその時って、
今の株価よりも少し高い値段で買うことが多いです。
なので、その銘柄を持っていた人は
「え、思ったより高く売れるじゃん」
みたいなことが起こるわけです。
もちろん毎回あるわけじゃないし、狙って必ず当たるものでもないです。
でも、投資の考え方として
普段は配当をもらう もしTOBが来たら値上がり益も取れる
こういう形って、なかなか面白いんですよね。
ただの高配当株じゃなくて、「TOBもありそうな株」を探す
高配当株って、初心者にも人気です。
やっぱり
「持っているだけで配当が入る」
ってわかりやすいし、安心感があります。
でも、高配当株なら何でもいいかというと、そうでもないです。
どうせなら、
配当がそこそこある 割安で買える 将来的にTOBされる可能性も少しある
こういう銘柄を探せたら、待っている時間も無駄になりにくいんですよね。
画像の内容をまとめると、見るポイントは大きく3つです。
① 配当利回り3%以上あるか
まずひとつ目は、配当利回り3%以上です。
高配当株投資だと、4%以上を基準にする人も多いです。
ただ、TOBの期待も含めて考えるなら、3%以上でも十分候補になるという考え方です。
これってすごく現実的だなと思っていて。
初心者って、買った株がすぐ上がらないと
「これ大丈夫かな…」
って不安になりやすいじゃないですか。
でも配当が入ると、
“ただ持ってるだけ”ではなくなるんですよね。
株価が横ばいでも、
配当が入る 待つ理由がある メンタルが少し安定する
これってかなり大事です。
特に、仕事しながら投資してる人ほど、
毎日ずっと株価を追いかけるのはしんどいです。
だからこそ、
持っている間にも意味がある銘柄
を選ぶって大事だと思っています。
② PER14倍以下、PBR1倍未満か
次に見るのが、その株が割安かどうかです。
ここで出てくるのがPERとPBRです。
最初はこの言葉、ほんとに取っつきにくいです。笑
でも、ざっくりで大丈夫です。
PERとは
会社の利益に対して、株価が割高か割安かを見る数字です。
低いほど、比較的割安と見られやすいです。
PBRとは
会社の純資産に対して、株価がどれくらいの水準かを見る数字です。
1倍未満だと、資産価値より安く放置されているような見方をされることがあります。
今回の基準では、
PER14倍以下 PBR1倍未満
このあたりが目安になります。
要するに、
人気で買われすぎていない株を探そう
ってことですね。
初心者のうちは、話題の銘柄とか、SNSで盛り上がってる株に目が行きがちです。
でも、そういう銘柄ってすでに期待が乗りすぎていることも多いです。
それよりも、
「ちゃんと利益出してるのに、そこまで高く評価されていない」
「資産はあるのに、株価が低いまま」
みたいな会社を探す方が、よっぽど堅実だったりします。
③ TOBの期待要因があるか
ここがこの投資法の面白いところです。
ただ高配当、ただ割安、だけじゃなくて
“なんで今後TOBされる可能性があるのか”
まで考えるわけです。
たとえば、こんなポイントです。
親子上場の子会社 業界再編が進んでいる 過去に似た事例がある アクティビストが関わっている
最初は難しく感じるかもしれませんが、要は
誰かがこの会社をまとめて買いたくなる理由があるか
を見るイメージです。
親子上場の子会社はわりと注目ポイント
これは初心者でもわかりやすいです。
親会社と子会社が両方上場しているケースってあるんですが、
この場合、親会社が
「いっそ子会社を完全に取り込んだ方が効率いいよね」
って考えることがあります。
そうすると、TOBが起きる可能性が出てきます。
つまり、
親会社にお金があるか 子会社を完全に傘下に入れそうか グループ再編の流れがあるか
このあたりを見るわけです。
こういうのって、ただチャート見てるだけじゃわからないので、
少しずつ企業の関係を見るクセをつけると面白くなってきます。
業界再編が進んでいるところもヒントになる
たとえば、同じ業界で
統合が増えている 非上場化が進んでいる 事業の整理が進んでいる
こういう流れがあると、別の会社にも同じ動きが起こることがあります。
投資って、未来予想みたいに見えるけど、
実は過去の流れを見て考えることもかなり多いです。
「この業界、最近まとめに入ってるな」
「前にも似た会社がTOBされたな」
みたいに見れると、かなり視野が広がります。
この投資法が初心者向きだと思う理由
僕がこの考え方いいなと思うのは、
夢だけじゃなくて、待つための現実もあるからです。
成長株って、当たれば大きいです。
でもその分、期待だけで持つ場面も多いです。
一方で、高配当+割安+TOB期待の銘柄は、
普段は配当が入る そもそも割高ではない 何か材料が出たら上に跳ねる可能性もある
という感じで、バランスがいいです。
特に、仕事や家庭があって
ずっと相場を見られない人には向いてる気がします。
毎日激しく動く株を追いかけるより、
少し地味だけど、待ちながら資産を作る。
こっちの方が続けやすい人、かなり多いと思います。
ただし、勘違いしちゃいけないこと
ここは大事です。
TOBは期待であって、確定じゃない
これが1番大事です。
「TOBされそう」と言われていても、何も起きないことは普通にあります。
なので、TOBだけを目的に買うのは危ないです。
ちゃんと
TOBが来なくても持てるか
を先に考えた方がいいです。
配当利回りが高いだけでは危ない
利回りが高い株って魅力的に見えます。
でも、株価が大きく下がった結果、見かけ上の利回りが高くなってるだけのこともあります。
なので、
利益は出ているか 無理な配当じゃないか 財務はそこまで悪くないか
このへんも軽く確認したいです。
高配当って聞くだけで飛びつくと、
あとで「思ってたのと違う…」ってなりやすいです。
1社に集中しない
これも初心者にはかなり大事です。
TOB狙いって聞くと、
「これ来そう!」
って1社に大きく入れたくなるんですが、それはちょっと危ないです。
投資は何が起こるかわからないので、
ある程度は分散した方がいいです。
派手に当てにいくより、
何社かに分けて、じわっと待つ。
この方が結果的に気持ちも安定します。
初心者ならどう始めるか
個人的には、こんな順番がやりやすいと思います。
まずは証券会社のスクリーニング機能で
配当利回り3%以上 PER14倍以下 PBR1倍未満
このあたりで絞ってみる。
そのあとに、
親会社がいるか 業界再編があるか 過去に似たTOB事例があるか
を少しずつ見ていく。
最初から完璧にやろうとすると疲れるので、
まずは
“配当をもらいながら持てる割安株”を探す
くらいでいいと思います。
その中でTOB期待があるなら、ちょっと面白いよね。
この感覚で十分です。
まとめ
投資初心者ほど、
「すぐ上がる株」を探しがちです。
でも実際には、
待てる理由がある株
を持つ方が、気持ち的にも続けやすいです。
今回の考え方をまとめると、
配当利回りは3%以上 PER14倍以下、PBR1倍未満 TOBの期待要因があるかを見る
この3つです。
そして1番大事なのは、
TOBが来なくても納得して持てるかどうか。
ここが土台にあると、変に夢を見すぎずに済みます。
投資って、派手さよりも
「ちゃんと待てる設計」にした人が強い
と僕は思っています。
配当をもらいながら、割安で、さらにTOBの可能性も少しある。
こういう銘柄をコツコツ探すのは、初心者にとってかなりアリな戦い方です。
焦って一発を狙うより、
待ちながら増やす。
この感覚を持てると、投資は少し楽になります。