ギバー・テイカー・マッチャーとは?

人間関係を考えるうえで面白い考え方に、ギバー・テイカー・マッチャーがあります。

簡単に言うと、ギバーは「先に与える人」、テイカーは「自分が多く得ようとする人」、マッチャーは「与えた分だけ返す、もらった分だけ返す人」です。

割合で見ると、一般的には**ギバーが約25%、テイカーが約19%、マッチャーが約56%**と言われています。つまり、世の中の半分以上はマッチャー型。これは職場で考えるとかなり納得感があります。

多くの人は、完全に良い人でも悪い人でもなく、「助けてもらったら返す」「協力してくれる人には協力する」というバランス型です。

職場で一番危ないのは“無防備なギバー”

ギバーは、人を助けたり、情報を共有したり、困っている人を放っておけないタイプです。職場ではとてもありがたい存在です。

ただし、注意しないと「便利な人」になってしまいます。

たとえば、頼まれた仕事を全部引き受ける。自分のタスクがあるのに人のフォローばかりする。結果、自分だけ疲れて、相手はそれを当たり前だと思う。

これが一番もったいないです。

ギバーは長期的には信用を積み上げやすい一方で、テイカーに利用される危険もあります。だからこそ、ただ優しいだけではなく、相手を選ぶ力が必要です。

ロングゲームで強いのは“賢いギバー”

仕事も投資も人間関係も、結局はロングゲームだと思います。

短期的にはテイカーが得をする場面もあります。人に仕事を押しつけたり、手柄だけ持っていったりすれば、一瞬はうまく見えるかもしれません。

でも長い目で見ると、そういう人は信用を失います。

逆に、ギバーは信用という見えない資産を積み上げられます。ただし、何でも引き受けるのではなく、「この人に協力することでチームが良くなるか」「自分が消耗しすぎていないか」を考えることが大切です。

僕自身も、職場ではできるだけ協力したいと思っています。でも、自分の時間や心を削りすぎると、家族にも仕事にも悪影響が出る。

だから目指すべきは、優しいけど利用されないギバー

優しさは投資です。
でも、投資先は選ぶ。

この考え方を持つだけで、職場の人間関係はかなりラクになると思います。