米投資会社バークシャー・ハザウェイが、2026年1〜3月期にアマゾン株をすべて売却したというニュースが出ました。一方で、グーグル親会社のアルファベット株は大きく買い増しています。

個人投資家としてこのニュースを見る時に大事なのは、
「バークシャーが売ったからアマゾンはダメ」
と単純に考えないことだと思います。

バークシャーほどの巨大資金になると、投資判断はかなり複雑です。株価の割高感、今後の成長率、ポートフォリオ全体のバランス、現金比率、税金、リスク管理など、いろいろな要素が絡みます。だから、個人投資家がそのまま真似するのは危険です。

ただし、学べることはあります。

それは、長期投資でも見直しは必要ということです。

長期投資というと、一度買ったらずっと持ち続けるイメージがあります。でも、バークシャーの動きを見ると、アマゾン、ビザ、マスターカードを全売却し、シェブロンや酒類株も減らしています。つまり、優良企業であっても「今後も持ち続ける理由」が薄れれば、売却するということです。

一方で、アルファベットは買い増しています。これは、AI、広告、クラウド、検索という強い事業基盤に対して、まだ長期的な成長余地を見ている可能性があります。

個人投資家として大切なのは、
「有名企業だから買う」ではなく、「今後も利益を生み続ける理由があるか」を見ることです。

アマゾンもビザもマスターカードも、素晴らしい企業です。しかし、株価が高すぎたり、成長率が落ちたり、他にもっと魅力的な投資先があるなら、資金を入れ替える判断も必要になります。

これは自分の投資にもそのまま当てはまります。

投資信託、個別株、FX、持株会など、いろいろな資産を持つ中で、定期的に
「なぜこれを持っているのか」
を確認することが大事です。

ロングゲームの投資では、買う力よりも、持ち続ける理由を確認する力が重要です。そして、必要なら手放す勇気も必要です。

今回のバークシャーの動きは、個人投資家にとって、
“長期投資とは放置ではなく、定期的に見直すこと”
を教えてくれるニュースだと感じました。