親の土地が家計を苦しめることもある。子育て世代が知っておきたい「負動産」の話
土地がある=安心、とは限らない
子育て世代にとって、お金の不安はできるだけ減らしたいものです。住宅費、教育費、食費、日用品代など、毎月の支出は想像以上に多いですよね。そんな中で「親の土地を相続できるなら少し安心」と思う人もいるかもしれません。
ですが今は、土地を持っていることが必ずしも安心につながる時代ではありません。むしろ、相続した土地が家計の負担になるケースも増えています。
売れない土地が「負動産」になる
特に注意したいのが、市街化調整区域の土地です。こうした土地は新しく家を建てにくく、用途も限られるため、売ろうとしても買い手がつかないことがあります。更地にしても活用が難しく、「無料でも引き取ってもらえない」というケースもあるようです。
本来、資産になると思っていた土地が、持っているだけで重荷になる。これがいわゆる「負動産」です。
持っているだけでお金も手間もかかる
売れないからといって、そのまま放置できるわけではありません。草刈りや見回りなどの管理が必要ですし、固定資産税も発生します。さらに、火災や事故などのトラブルが起きれば、所有者として責任を問われる可能性もあります。
子どもにお金を使いたい時期に、使い道のない土地へお金と時間を取られるのは、かなり大きな負担です。
子育て中だからこそ、早めの確認が大切
子育て中は毎日が慌ただしく、相続の話はどうしても後回しになりがちです。でも本当に大事なのは、「もらえるかどうか」ではなく、「持ったあとに困らないか」を考えることだと思います。
親の土地や家があるなら、その土地がどんな区域なのか、売れる可能性はあるのか、維持費はどれくらいかを早めに確認しておくことが大切です。
家族を守るための“家計防衛”
家族を守るために必要なのは、資産を増やすことだけではありません。将来、負担になるかもしれないものを早めに知っておくことも、立派な家計防衛です。
「土地があるから安心」ではなく、「その土地は本当に家族を助けてくれるのか」。
子育て世代こそ、一度立ち止まって考えてみる価値があるテーマだと思います。