2026年8月15日の日経新聞で、不動産YouTuber「不動産Gメン」として知られる滝島一統さんの記事を読みました。

滝島さんは不動産会社を経営する一方、YouTubeなどで不動産業界の内情を発信している方です。

記事の中で特に印象に残ったのが、

「買い手が不動産の知識を持てば、悪い物件を売る商売が成り立たなくなる」

という考え方でした。

僕自身、来年の住宅購入を考えています。

家は数千万円という、とんでもなく大きな買い物です。

それなのに、

「不動産会社の人が大丈夫と言っているから」

「人気エリアだから」

「今後も値上がりすると言われたから」

という理由だけで買ってしまうのは、やっぱり怖い。

今回はこの記事を読んで、これから家を買う会社員として感じたことを5つにまとめてみます。

① 家を買う側も勉強しなければいけない

まず、一番大きな学びがこれです。

不動産会社に全部任せるのではなく、買う側も勉強する。

不動産会社は当然、不動産のプロです。

しかし同時に「家を売る仕事」でもあります。

営業マンから、

「この物件は人気です」

「今買わないと値上がりします」

「資産価値も高いですよ」

と言われたとしても、それが自分たち家族にとって本当に正しいとは限りません。

スーパーで100円の商品を買うのとは違います。

6,000万円の家なら、住宅ローンの金利や諸費用まで含めれば、人生で支払う金額はさらに大きくなります。

だからこそ、

  • 周辺の土地価格
  • 過去の売出価格
  • 駅からの距離
  • 接道状況
  • 用途地域
  • ハザードマップ
  • 将来売却するときの需要
  • 住宅ローンを含めた総支払額

などを自分でも調べる必要があります。

「プロに任せれば安心」ではなく、

プロの意見を理解できるくらいには、自分も勉強しておく。

これが住宅購入ではかなり大切だと感じました。

② 「東京の家なら値上がりする」とは限らない

記事では、現在の不動産市場について「三極化」が進んでいるという話が紹介されていました。

価格が上がっている不動産。

価格がほとんど変わらない不動産。

そして価格が下がっている不動産。

同じ東京でも全部が同じように上がるわけではありません。

これは住宅を買おうとしている僕にとって、かなり重要なポイントでした。

たとえば、

「東京都だから安心」

「23区だから資産価値が高い」

というだけでは判断できないということです。

同じ地域でも、

駅から近い。

道路条件が良い。

土地の形が良い。

生活利便性が高い。

こうした物件に人気が集中する一方、条件の悪い物件はなかなか売れない。

今後はますます、

「どこの地域を買うか」だけではなく「どんな物件を買うか」

が大切になっていくのではないでしょうか。

③ 自宅は投資ではない。でも資産価値は考えたい

滝島さんの記事で面白かったのが、

実際に自分が住む家は嗜好品でもある

という考え方です。

僕もこれはすごく納得しました。

家族で暮らす家なのですから、

「この家はいくら値上がりするのか?」

だけ考えて家を選ぶのは少し違います。

子どもが安心して暮らせる。

通勤しやすい。

休日を家族で楽しめる。

自分たちが気持ちよく生活できる。

こういったことも家を買う大きな意味だと思います。

ただし、

「自宅だから資産価値なんてどうでもいい」

というのも危険です。

転勤。

離婚。

親の介護。

収入の変化。

子どもの独立。

人生では何が起こるか分かりません。

事情が変われば家を売る可能性もあります。

だから僕は、

住みやすさ80点+売りやすさ80点

くらいの物件を探すのが理想なのかなと思っています。

100点満点の家を探すより、

「家族が満足して暮らせて、もしものときにも売れる」

そんな家を買うほうが安心です。

④ 予算が厳しければ「条件を変える」

記事の中でもう一つ印象に残ったのが、

条件を少し変えれば、買える家はある

という考え方でした。

これも住宅購入では非常に大切だと思います。

家を探していると、どんどん希望条件が増えていきます。

駅近。

広い土地。

南向き。

整形地。

大きなリビング。

駐車場。

静かな住宅街。

学校が近い。

スーパーが近い。

全部欲しくなります(笑)。

しかし当然、条件が良くなるほど価格も上がります。

そこで大切なのが、

何を諦めて、何を守るのか。

例えば、

駅徒歩10分は諦めて自転車15分にする。

土地40坪ではなく30坪台にする。

建物面積を少し小さくする。

こういった変更なら、生活満足度をあまり落とさずに価格を下げられる可能性があります。

反対に、

災害リスク。

接道。

住宅ローンが苦しくなるほどの予算オーバー。

こういった部分は簡単に妥協しないほうがいいでしょう。

⑤ 「買える家」ではなく「無理なく暮らせる家」を買う

住宅ローンでは、

「銀行がいくら貸してくれるか」

が注目されがちです。

でも僕が大切だと思うのは、

いくら借りられるかではなく、いくらなら無理なく返せるか。

ということです。

家を買ったあとも人生は続きます。

子どもの教育費。

車。

旅行。

趣味。

老後資金。

家の修繕費。

固定資産税。

家だけにお金を使うわけではありません。

住宅ローンを最大まで組んで、

「せっかく家を買ったのに旅行にも行けない」

となってしまったら、少し寂しいですよね。

家は人生を豊かにするためのもの。

家を買うことで人生が苦しくなってしまっては、本末転倒です。

だからこそ僕も、

住宅購入後も家族で楽しめる余裕を残すこと

は大切にしたいと思っています。

まとめ|不動産会社任せにしない家探しをしたい

今回の日経新聞の記事を読んで、一番感じたことがあります。

それは、

住宅購入では「知らないこと」が一番怖い

ということです。

悪い業者をすべてなくすことは難しい。

でも、買う側が知識を持てば、

「この価格、本当に妥当?」

「この営業トーク、本当?」

「この土地、将来売れる?」

と一度立ち止まることができます。

僕自身、これから家を購入する立場です。

だから今後物件を見るときには、

①絶対に譲れない条件

②できれば守りたい条件

③数百万円安くなるなら妥協できる条件

この3つに分けて考えてみようと思っています。

人生で最大級の買い物だからこそ、

焦らない。

営業マンの言葉だけで決めない。

自分でも調べる。

そして分からないことはAIなども使いながら調べていく。

「家を買う」というより、

家族がこれから何十年も暮らしていく場所を選ぶ。

そんな視点で、これからも家探しをしていきたいと思います。